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モンスターフロンティア
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機体データベース ■高機動戦闘艦アストラス■ ■内容 『コード ASTRASS_DEF』 フロンティアⅢに搭載されている小型船体。 正式名を高機動戦闘艦ASTRASSである。 通常、小型ナノトロンリアクターにより高出力を実現し、以前使用された護衛船体『駆逐艦ASTRIA』の50倍もの機動性を手に入れた。 シャープなボディを持ち、大気圏内外での活動が可能であり、背部オプションラックA~Dで兵装に換える事で、様々な戦闘が可能となった。 ■船体情報 全長 72m 全幅 26m(最大) 総重量 729t ■標準兵装 1000mmレーザーバルカン*2 ■オプションラック TYPE-A ■アタッカー仕様 通常装備で、汎用戦闘に向いている。 中距離用ミサイルを搭載している為、ある程度の熟練が必要。 アルフィス型中距離ミサイルラック(左右合計10連装 装弾数10) TYPE-B ■ブレイド仕様 意外と特殊な兵装。 加速力を利用した突撃タイプで、背面のオプションラックから前方、及び左右に突き出した槍状と刃状の突起で敵を切り刻む兵装を持つ。 また、加速力を出す為、ラックの余った部分にブースターを設置している。 近接戦闘向け装備。 ソニックブレード(左右に2翼) TYPE-C ■クラッシュ仕様 長距離迎撃型兵装で、特に打撃戦に有利な装備。 ある意味、でかぶつ(艦隊戦)の時に持ち出すものである。 大きな装備の為、リアクターの出力をそちらに取られている。 しかし、一撃のダメージは、場合によって敵の駆逐艦、迎撃機さえ殲滅できる破壊力を持つ。 遠戦闘向け装備。 ヘルハウンド型遠距離反応弾(左右2連装 装弾数2) TYPE-D ■ディフィンス仕様 かなり特殊な兵装。 戦闘よりも防御に徹した兵装で、特に撤退戦や、フロンティアを護る為の『盾』の役割を持つ。 防御さえ充実していれば、なんでも防げる優れもの。 また、I-TRASSとのリンケージが強ければ、近接している味方機にシールドバインターを付加する事が出来る。 防御向け装備。 シールドバインダー(20枚) ■基本制御担当 I-TARSSにより、搭乗者と機体をマインドリンケージする。 また、エディファ・ドライがサポートを行う。 ■フロンティアⅢ ■内容 2025年、太陽系第三惑星地球軌道上、大型宇宙ステーション『ディアナ』内部にて、建造される。 元々、木星開拓用だった物を、急遽、外宇宙移民船へ改装した為、デットスペースが多く存在する。 最大乗組員は5000人。 ほぼ全ての人員をコールドスリープで長期休眠している間に、目的地へ移送する。 その間に於いて、艦隊を統括するAIとして、ナノトロン型人工知性体『EDFA-Ⅲ』コードネーム『森の精霊』を配備。 また、人員が目覚めた際の生活レクチャー等も、担当する事になる。 ■船体情報 全長 1.98Km 全幅 500m(最大) 総重量 2796万t ■標準兵装 リフレクションレーザー ■基本制御担当 航行システムを航路起動デバイスチップ『統括艦長』が制御。 戦闘システムを戦闘デバイスチップ『戦闘指揮官』が制御。 また、エディファ・ドライがサポートを行う。 ■護衛艦の制御 エディファ・ドライが制御。(現在、乗組員がI-TRASSにより制御)
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このサイトはルーンファクトリーフロンティアの攻略サイトです。 ネタバレ注意ですので、観覧は自己責任でお願いします(*-ω-) ないようにと気をつけていますが、誤字脱字、間違った情報が掲載されている場合があります。 その場合は↓のコメントのところで教えていただければ直したいと思います; コメントコーナー ここは間違った情報などを報告(?)をしたり 雑談をする場所です。 報告専用 テストてすとー -- 管理人 (2009-02-15 00 39 56) クリアできん? -- 高橋 (2009-10-15 23 38 03) 名前 コメント 雑談専用 名前 コメント
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フロンティア攻略 バトルタワー シングルバトル、ダブルバトル、マルチバトル、通信マルチバトルに分けられている。 バトルピラミッド トレーナーを倒すと出口へのヒントがもらえるらしい。道具持込禁止。 連れて行けるポケモンは三匹のみ。現地調達は可能。 バトルパレス 性格によりバトルの影響が大きく変わり自分は戦いに手出しできないようになっている。 シングル、ダブルのどちらかに7人勝ち抜く。ポケモンの出し入れ以外全て命令不可能。 バトルファクトリー 用意されたポケモンを借りて相手と戦い、勝つとポケモンをトレードすることが可能。 バトルアリーナ 3対3の勝ち抜き戦。3ターンで勝負が決まらなければ判定となり、 判定は「心」と「技」と「体力」で勝ちがきまります。 バトルチューブ 三つの道から一つ選び、ゴールに着くまで難関をクリアしていく長い三択型迷路。 野生ポケモンも出現する。 バトルドーム 16人ものトレーナーがトーナメントで優勝した者がチャンピオンバトル! 出場ポケモンは3匹までで、試合前に相手ポケモンを確認できます。
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装甲タイル。 あの荒野が広がる世界の大破壊前と呼ばれる時代に 天才科学者バイアス・ブラド博士が発明した装甲板。 それはまさしく現代に蘇ったイージスの盾。 その特性は受けたエネルギーを強制的に変換・吸収・蓄積して、 許容量に至ると自壊する性質。 熱でも冷気でも酸でも衝撃でもあらゆるエネルギーを変換することで、 あらゆるダメージという概念を肩代わりし軽減する。 全てはエネルギー保存則に基づいて・・・・・・。 1枚10kgという重量さえ除けば破格の性能とコストを誇る魔法の装甲。 けれど、忘れてはいけないことがある。 装甲タイルのエネルギー変換効率は決して100%ではない。 イージスとは違って、絶対に貫かれない魔法の盾なんかでは無いということを・・・・・・。 魔法少女リリカルなのはStrikers―砂塵の鎖―始めようか。 第11話 壊れかけ 「うん。バイタルは安定してるわね。危険な反応も無いし心配ないわ。」 「はい。」 「よかったー。」 シャマルさんの言葉にキャロやスバルが安心したような声を上げる。 かくいうわたしもほっとしている。 こんな幼い子がレリック絡みの事件に巻き込まれるなんて・・・・・・。 フェイトちゃんもどこか痛々しいものを見るような視線。 違いこそあれ、みんなの表情はどれもこの子の境遇へ向けられている。 けれど、はんた君だけは違った。 かけらも見逃さないと言わんばかりにこの子を見つめたまま・・・・・・。 その様はまるで敵と識別するべきか思案しているみたい。 それに他の皆と違って1人だけバリアジャケットを展開している。 今までの経験からすると、はんた君の予想は嫌になるほど当たり続けている。 ならば、警戒しているからにはなにかがあるということか? 「ごめんね。皆。おやすみの最中だったのに・・・・・・。」 「いえ。」 「平気です。」 「ケースと女の子はこのままヘリで搬送するから皆はこっちで現場調査ね。」 「「「「はい。」」」」 わたしの言葉にフォワードの4人が走っていく。 うん。頼もしくなってきた。 皆、順調に成長しているみたい。 「なのはちゃん、この子ヘリまで抱いていってもらえる?」 「あ、はい・・・・・・。」 「シャマル。なのは。帰り道に気をつけろ。」 シャマルさんの言葉に返事をした直後、はんた君の口が開かれる。 内容は明確なまでの警告。 わたしは戸惑いの声を隠せない。 傍らのフェイトちゃんも、シャマルさんも同じ。 はんた君の視線は、保護された子の腕に向けられたまま・・・・・・。 「手ごろな枷が無いからと金塊を取り付けるか?」 はんた君の言葉でこの子の異常に気がついた。 逃げてきたのならば、少しでも身軽なまま逃げ出す。 けれど腕に残るのは痛々しいほどに残った鎖の跡。 それが自分の意思でレリックを持ち出したわけじゃないことを教えてくれる。 けれど、手ごろな錘が無いからとレリックなんて括り付けるか。 そんなわけない。 逆にこの子が意図的にレリックを持ち出したなら? この子はなにかの意図があってこちらに接触してきたことになる。 いずれにせよ、レリックが括り付けられていたということは・・・・・・。 「この子とレリックが関連あるっていうこと?」 「あるいは六課への撒き餌か。関連があるなら、今この瞬間なにも仕掛けない理由がない。 杞憂かもしれないが・・・・・・。」 「子供1人とSランク魔導師をトレードできるのならば可能性は高いと考えられます。 また、コストパフォーマンスとして子供は優秀な道具です。」 はんた君の言葉にアルファの補足が入る。 どこまでも戦闘に偏った思考。 はんた君も口に出さないだけでこの子を処理してしまえと言いたいのかもしれない。 杞憂かもしれないなんて珍しい言い回しを使って、気を使っていることが丸分かりなのに。 けれど、はんた君の振舞い以上に機械的なアルファの言葉に戦慄を隠せない。 子供さえもアルファにとってみればデバイスやカートリッジと大差ないのかもしれない。 けれど、それはあまりにも倫理観が欠落したものの見方。 そして、アルファの言葉を言葉通りに解釈すれば・・・・・・。 「諸共に・・・・・・っていうこと?」 「低いコストで高いリターンが見込めます。行わない理由がありません。 私もサーチを行いましたがその子供の体内に爆弾などの異物反応はありません。 状況および蓄積経験より行った予測では80%を上回っていましたが、外れたようです。 次点としてあげられるのは機動六課への撒き餌。可能性は約75%。 この場合、保護直後に奇襲が行われるはずですが、依然として敵影はありません。 よって、戦力の分散が起こる回収後に襲撃が行われるケースと考えられます。 高性能機による強襲、あるいは量産機の大量投入による地上と空への2面攻撃が予測されます。 また、敵の優先順位によって投入戦力が変わってきます。 子供、あるいは子供とレリックが目的である場合、帰還中のヘリへの襲撃は90%超過。 高機動機による包囲、あるいは遠距離からの狙撃による撃墜が予測されます。 レリックが目的である場合、ヘリへの襲撃は50%であり、下水への戦力の増加が予測されます。 同様に機動六課の戦力を削ることが目的である場合も下水への戦力の増加が予測され、 この場合、未熟なフォワード4人の襲撃が主目的となります。経験値の不足及び下水という閉鎖空間であることを考慮しステルス搭載機、あるいは高性能機による強襲がなされます。 威力偵察が目的である場合、空戦への比率が増加します。 この場合、リミッターという概念を持ったなのは達にリミッター解除申請をさせること及び防衛ライン突破後の六課の強襲が相手側の主目的となりますので、 尋常ではない数による襲撃が予測されます。 また、いずれが目的であってもなのは達を一定時間足止めする必要があるため、 空戦においては何らかの増援があるものと予測されます。 また、この子供の肉体ですが発育が非常にアンバランスです。 そのことから子供が培養層のような環境で育成されたクローン、 もしくは生体兵器である可能性が現時点で80%を超えます。」 フェイトちゃんの震えるような声に淡々と告げるアルファ。 人間を物として扱うどこまでも機械的な思考。 言われて震えが止まらない。 けれど、頭のどこかがそれを正しいって認めている。 ただの子供と完全に油断しきっていたわたし達。 そこに不意打ちがされたなら・・・・・・。 「ガジェット来ました!!」 通信越しに聞こえるシャーリーの声は驚きを隠せない。 アルファの予測どおりに発生した襲撃。 ならば、ここで問題になるのは投入された相手の戦力。 「地下水路に数機ずつのグループで総数・・・・・・16・・・・・・20。」 「海上方面、12機単位6グループ。」 「多いな・・・・・・。数だけなら海上が圧倒的に多い。」 「先ほどの言葉が正しいのなら、威力偵察かこの子狙いってことですか。」 「なぁ、アルファ。アルファならどれを選ぶ?」 「相手側の意図および保有戦力が分からないため、選択できません。 全ての目的への優先順位が同率である場合、砲撃によるヘリ撃墜を狙います。 マスターもしくは高町なのはと同レベルの砲撃を所持していれば確実に撃墜可能であり、 作戦目標として最も難易度の低い作戦目標となります。 ロングアーチ。先ほどの予測を可能性の1つとして検討願います。 管制システムは連動させておきますので新たな情報には随時報告を。 マスターはフォワード達に付きます。許可を。」 「了解や。しっかりお守りしたって。空は私らでどうにかする。」 「了解。」 アルファの言葉にはやてちゃんが返事を返す。 はんた君は短く応答するとフォワード4人のほうへ駆けていく。 最も制限が軽い機動六課保有戦力であるのがはんた君。 同時に最も戦闘経験が豊富なのもはんた君。 それは誰もが認めること。 当然、下水という閉鎖空間での戦闘経験もあるのだろう。 そんな思考からだろう。アルファの進言にはやてちゃんが応じたのは。 はんた君が行った以上、フォワード4人は問題ないはず。 ならば、残る問題は空。 そんなことを考えながら、保護された子を抱きかかえたところで気がつく。 あれ? はんた君、戦闘時はいつも饒舌だったはずなのに・・・・・・。 どうしてアルファが会話の大半を引き受けているの? 今までほとんど喋らなかったのに・・・・・・。 「さて、皆!!短い休みは堪能したわね。」 「お仕事モードに切り替えて、しっかり気合いれていこう!!」 「「はい!!」」 「「「「Stand By.」」」」 「「「「セーットアップ!!!!」」」」 デバイスの音声と共にフォワード4人のバリアジャケットの展開が始まる。 突入前に展開するようになった点は評価できる。 フォワード4人は最初に比べればマシになったようだ。 ならばしっかり守るとしよう。 「アルファ、マゾヒストフォーム。展開と同時に仕様を視界に羅列。」 「了解しました。マスター。」 「マ、マゾ!?」 バリアジャケットの展開を終えたティアナが俺の言葉に戸惑っているようだが関係ない。 バリアジャケットが分解され、新たなフォームに変形していく。 展開が完了し、呼吸をすると鋭い音が吹きぬける。 口元までがっちりと覆ったこのマスクのせいか。 「ひっ!?」 俺の姿を見たキャロが悲鳴を上げる。 だが、悲鳴を上げる要素がどこにあるのか。 頭部を覆うフリッツメット。 バトー博士が気に入ったからか、無骨な金属メットに触覚があるのは違和感が大きい。 それでも装飾がかけらもない実用一辺倒のデザインはタンクメットの次になじみが深い。 全身を隙間無く覆うのはアサルトギア。 隙間無く覆う重厚なアーマーのところどころから武器を引っ掛けるためのカラビナが突き出て、背中に背負った金属製のバックパックまで忠実に再現されている。 あの荒野のものを忠実に再現したのだとすれば背中のこれは弾薬箱。 ベルトリンク式の弾を収める場所だが、この装備ではどのような影響が起こるのか。 仕様はまだ読みきれていない。 拾い読みできた部分によれば手榴弾系の道具を常時展開できるようになったとのことだが、 原理はどうなっているのだろう。 弾数は? もっともそんなことは分からずとも、問題なく使えればそれだけで十分。 腕を覆うのはガントレット、脚を覆うのはクラッドブーツ。 まるで虫の外骨格を思い出させるその構造は、 何枚もの装甲が重ねられ隙間など存在しない洗練されつくしたデザイン。 機能を追求した果てに到達した機能美というものがこれなのかもしれない。 顔を覆うのは赤い暗視スコープとフルフェイスのガスマスク。 口元から伸びるダクトはアサルトギアを伝い、背中のバックパックへ。 仕様を見れば身体機能を上昇させるサポートデバイスの機能は このダクトを通じて行われるらしい。 さながらこの身体がスーパーチャージャーかナイトロオキサイドシステムが 取り付けられたエンジンになったようなもの。 もちろんガスマスクとしての機能も持っている。 でも、そんな機能以上に飲むというアクションを行う必要がなくなったという事実が 想像以上に大きい。戦闘における無駄な動作が削れるのだから。 網膜越しのパラメータを暗視スコープのほうに映せるようだが、 これは網膜越しのほうが楽だ。もっともズームと暗視があるだけでお釣りが来る。 暗視スコープのレンズ以外、全身が黒で覆われた戦闘フォーム。 ガスマスク越しの呼吸ダクトを通じて吹き抜けて、 ターボエンジンのブローオフバルブを吹き抜けるときのような鋭い音で響きわたる・・・・・・。 なるほど、人型のなにかっぽい姿かもしれない。 これでは傍目に俺が俺だと分からないが・・・・・・瑣末なことか。 珍しく1つだけバトー博士にしてはミスがある。 塗装に艶があるのは問題だ。 これでは異様なてかり具合で居場所を教えているようなもの。 黒光りしないとゴキブリらしくないとバトー博士は言いそうだが、 そこにこだわるなら翅を残せばよかっただろうに。 戻ったら艶消しにしてもらわねば・・・・・・。 他は注文どおりの仕様。 機動力を殺して防御力の向上がなされている。 ついでとばかりになされている火力の向上はバトー博士の趣味か。 あるいは、どうやって使うか理解しきった上での仕様か。 「先行する。アルファ、ミニバルカン。」 俺の姿に驚いているフォワード4人にそれだけ告げると、右手でアルファの変形が始まる。鋭い金属音を響かせ変形するその速度は以前よりもずっと早くなっているのが見て取れる。そんなことを考えながらも、左手は腰の塊に飛んでいる。 カラビナにひっかかった手榴弾を投擲するために・・・・・・。 妙に大きく響き渡る手榴弾のピンが外れるとき特有の乾いた金属音。 懐かしい音・・・・・・。そんなほんの一瞬だけの逡巡。 そして、視界に移る仕様を全て読み終えた。 事前に設定することで4種の道具がシングルアクションで使えるようになったらしい。 防御用と注文したのに、攻撃用に偏っている気がしないでもない。 一番の要望が追加されているし、手榴弾は防御と支援に使えるから問題ないとしよう。 設定は電気手榴弾、火炎瓶、LOVEマシン1323、満タンドリンク。 生物ならなのはに食らわせた音響手榴弾を設定したが、 従来どおりガジェットなら無生物が主体と考えて電気手榴弾。 生物、無生物ともに有効な火炎瓶。 ダメージを追う可能性は薄いと思うが万が一のために満タンドリンク。 LOVEマシンは3213と悩んだが、確実性を求めて選択。 効果はステルス解除。 空戦ができなくなった代わりに4種の道具がシングルアクションで使えるようになったのは価値として五分。 飛ぶ必要の無いフィールドにおいては確実にプラス評価。 「手榴弾!?」 スバルの悲鳴のような声を聞きながら3発の手榴弾を放り込む。 炸裂前にLOVEマシン1323をトリガー。 アルファの索敵を逃れられる敵がいるとは思えないが念を入れた処置。 逃れられるものなら逃れてみせろ。 轟音が響き渡ると同時に、ミニバルカンへの変形を終えたアルファで制圧射撃をぶち込む。 迸るマズルフラッシュと布を引き裂くような銃声 網膜に映るレーダーを確認。 突入口より半径150m以内に敵影、一切確認できず。 「敵影なし。突入する。」 下水の穴から飛び降りる。 重厚な着地音と共に、荷重に耐え切れなくなった足場のコンクリートが弾けとぶ。 皹だらけとなる足場・・・・・・。 バトー博士に注文した一番の要望、装甲タイル。 その表記が視界の傍らに表示され、表示を明滅させる。 装甲の概念として最適な装備としてアサルトギアやクラッドブーツが選ばれたのか。 そして、100/100と書かれた装甲タイルの枚数に若干の不満を覚えながらも納得する。 装甲タイル100枚という現状は、デバイス重量抜きで1tの鉄くずを背負っているようなもの。 アルファ自身も含めて総重量は約1.4t。 機動力は嫌でも削がれる。 あまりにも貧弱な身体に苛立ちさえ覚える。 だが、守るにはこれで十分。 薄暗い下水の中、キュインと暗視スコープの機械音が響いた。 いったい何kgあるのよ!! 正直そう絶叫したい。 あたし達の軽快な足音とは正反対に重厚な音をたてるはんたの足。 駆けて着地する先から足場のコンクリートが罅割れていく。 表情は顔を覆うマスクのせいでまったく分からないが、 いつもどおりかけらも表情を変えていないのだろう。 そして溜息が出そうなほどに無駄の無い支援攻撃がはんたの手で行われていく。 いつ投げたのか分からないほど滑らかな動作で行われる手榴弾の投擲。 金属音がしたと思った瞬間に迸る稲妻。 間髪いれずに展開されるのは暴力的で圧倒的なシュートバレットの弾幕。 銃口から迸る立て続けの閃光で薄暗いはずの下水がちかちかと明滅を繰り返す。 AMFの展開さえ覚束ず動くことさえままならないガジェットドローンをあたし達が破壊していく。 下水道という閉鎖空間で相手が可哀想に思えるほどに徹底的な制圧。 蹂躙という言葉がふさわしいかもしれない。 逃げ場が無い空間を完全に支配している。 もしかしてあたし達、いらなかったんじゃないかと思ってしまうほどに。 「絶対マゾヒストフォームって名前間違ってるわ!!」 「・・・・・・ティアナさん、マゾヒストってなんですか?」 「あ、ティア。あたしも気になる!!」 「すいませんティアナさん。私も分からなかったんですけど・・・・・・。」 思わず口に出していた言葉に皆が反応する。 え・・・・・。みんなマゾの意味を知らない・・・・・・。 でも口にして説明するのもはばかられる。 どうしよう・・・・・・。 「えーと、その、あれよ・・・・・・。帰ったらいくらでも教えてあげるから今は任務に集中ね。」 「「「了解!!」」」 任務終わったらどうやってごまかすか考えておかないと・・・・・・。 淡々と機械的に処理されていくガジェットドローン達。 走り回ることなく相手の正面に立って手榴弾とシュートバレットを撃ち込んでいる。 歴史に出てくる重装歩兵ってこんなのかな? 完全に敵の無力化と妨害に集中しているのか1機も破壊していないはんた。 同時に一番被弾しているのもはんた。 ダメージを負った気配がないことを考えると、あの異様な黒光りのバリアジャケットが 半端じゃなく強固なものとなるのだけど・・・・・・。 走り回ることもできないぐらい重量があるのか、 それともそれが閉鎖空間での戦い方なのか。 移動する遮蔽物になってくれていることには薄々気がついたけれど、 それが意図したものか、偶然なのかあたしには判断できない。 圧倒的な火力と防御力を兼ね備えたフォーム。 絶対にマゾじゃなくてサドだと思うんだけど気のせいかしら。 あれでマゾなんて言ったらサドってどうなるのよ・・・・・・。 ところで、いつになったらその手榴弾って弾切れになるの? 気がつくと新しいのがくっついている。 魔法の手榴弾なんてなかったはずなんだけど・・・・・・。 本当にはんたさんはすごい。 火力支援と防御をこなしているその立ち回り。 フロントアタッカーでもガードウイングでもセンターフォワードでもやっていける。 なんでもできるっていう言葉に偽りが本当に無い。 今までみたいに走りまわらないで被弾しているのが気になるけど、 はんたさんからすれば気にする必要さえない威力なのかもしれない。 あの重厚なバリアジャケットの前には・・・・・・。 でもガジェットの攻撃って結構な威力のはずなんだけど・・・・・。 それに可能な限り避けるほうがいいってフェイトさんも言っていたし・・・・・。 なんだろう。この違和感。 それにマゾヒストってどういう意味なんだろう? たぶん、かっこいい意味なんだろうとは思うけど。 見た目から予測すると強襲とか重装とか蹂躙とかそんな意味かな。 後でティアナさんに教えてもらえるからいいか。 いっそのこと、フェイトさんに聞いてもいいかもしれない。 でも、僕達のバリアジャケットよりも戦闘用って感じがするはんたさんの姿。 アクセントもなにもない単純な黒ずくめの姿さえ、地形に合わせた迷彩。 バリアジャケットのデザインや色は防御力への影響は無いって言うけど、 こんな視覚的な効果があるって考えると、今の色変えたほうがいいのかな。 せめて白いマントじゃなくて黒いマントに・・・・・・。 姿を想像してみる・・・・・・あれ?案外いいかもしれない。 そんなことを思考の片隅に置きながら、 僕は気合いを入れて機能障害を起こしているガジェットドローンを叩き壊す。 AMFの影響がないだけでこんなに戦いが楽になるなんて・・・・・。 リニアのときも感じていたけど、正直驚きを隠せない。 あのときは1人で全部潰すことになったけれど、 皆と一緒に戦っている今回はなおさらその影響を強く感じる。 もしもはんたさんがいなかったら、今頃どうしていただろう。 たぶん、どんどん魔法を使っていただろう。 あるいはこんなにテンポよく壊しながら移動できなかったかもしれない。 そうじゃないとAMFが破れないから。 でも、ホテル・アグスタのときみたいに召還で増援が呼ばれるかもしれない。 そう考えると、今いるガジェットドローンに遠慮なく魔法を使っていくなんて 刹那的すぎるように思えてくる。 戦っているときにこんなことを考えているって知られたら物凄く怒られそうだけど、 どうしても考えてしまうほどに圧倒的。 スバルさんも殴りつけてはポンポン破壊している。 まるでバリアバッグ撃ちをしているみたいな感じで・・・・・・。 どこか拍子抜けしたみたいな表情を隠せないまま。 キャロは時折、スバルさんと僕に火力ブーストを使っている。 逃げ場の無いこの空間で、無防備になるにもかかわらず躊躇わずに支援魔法を使えるのは、 絶対に安心できる壁を作ってくれているはんたさんがいるからかな。 ティアナさんもはんたさんの後ろから射撃しているし・・・・・・。 もしかしてはんたさん、走り回れないんじゃなくてわざと走り回らないのかな。 後ろのことを考えて・・・・・・ああ!! フロントアタッカーとガードウイングはセンターフォワードとフルバックに こういう状況を作らないといけないのか。 物凄く勉強になる。僕もがんばらないと・・・・・・。 ところでフリードが出番なくされて落ち込んでいるように見えるのは気のせいかな。 そんなこんなでどれぐらい進んだ頃だろう。 スバルさんのお姉さんから何度目かの通信が入る。 「私が呼ばれた事故現場にあったのがガジェットの残骸と壊れた生体ポッドなんです。 ちょうど5,6歳の子供が入るくらいの・・・・・・。 近くに何か重いものを引きずって歩いたような跡があってそれを辿っていこうとした最中、 連絡を受けた次第です。 それからこの生体ポッド、少し前の事件で良く似たものを見た覚えがあるんです。」 「私も・・・・・・な。」 「人造魔導師計画の素体培養機。これはあくまで推測ですが、あの子は人造魔導師の 素体として作り出された子供ではないかと・・・・・・。」 「アルファの予測が当たってそうやな。」 はやて部隊長とスバルさんのお姉さんの会話。 その中に出てきた単語に僕は聞き覚えがありすぎた。 顔に出さずに聞けたか自信が無い。 下水を走り抜ける中、キャロが口を開く。 「人造魔導師って・・・・・・?」 「優秀な遺伝子を使って人工的に生み出した子供に投薬とか機械部品を埋め込んで、 後天的に強力な能力や魔力を持たせる。それが人造魔導師。」 「倫理的な問題はもちろん、今の技術じゃどうしたっていろんな部分で無理が生じる。 コストもあわない。だからよっぽどどうかしてる連中でもない限り手を出したりしない 技術のはずなんだけど・・・・・・。」 スバルさん達は施設育ちっていう以外、僕の生い立ちを知らない。 それでも、スバルさんの言葉は僕にあの光景を思い出させる。 僕が作られた命だってことを・・・・・・・。 今でも夢に見るあの日の記憶。 本当に親子だと疑いもせずに過ごしていた穏やかな日々。 僕がエリオであると疑いもしなかった日々。 そしてある日告げられたのは既に亡くなっていたオリジナルのエリオのこと。 僕が記憶転写クローンだということ。 引き裂かれた僕と両親。 あの子も同じなのか・・・・・・。 そんな思考をしていたとき、口を開いたのははんたさん。 正直意外だったけど、それ以上に内容が突き抜けていて呆然とさせられる。 「前にも聞いてうやむやになったがどのあたりが問題なんだ?」 「人工的に作って薬使ったりとか機械埋め込んでるんですよ?」 「だからそこのどこが問題なんだ?金がかかるあたりか?」 はんたさんの言葉に皆、唖然としている。 倫理観が無いって言っているも同然の言葉。 でも、そんなことを言うってことはもしかして、はんたさんも僕と同じ・・・・・・。 それなら、あの戦闘力も納得できるかもしれない。 後に後悔した。 自己完結しないで、この言葉の意味をもう少し深く聞いておけば・・・・・・。 過去に引きずられないで『なぜ?』とたった一言聞くことができたら、 未来は変わったのかもしれないって・・・・・・。 「航空反応増大!!これ・・・・・嘘でしょ!!」 「なんだ・・・・・これは・・・・・・。」 「波形チェック。誤認じゃないよ。」 「問題出ません。どの反応も全て実機としか・・・・・・。」 「なのはさん達も目視で確認できるって・・・・・・。」 突然の事態にロングアーチスタッフ全員が軽いパニックに陥る。 ある意味当然の反応。 さっきまでなのはちゃん達が順調に倒していたガジェットの反応が、 管制室のディスプレイを埋め尽くさんばかりに増えたのだから・・・・・・。 誤認であってくれとの祈りも、計器の故障の可能性も全部違う。 今この瞬間、なのはちゃん達の目の前に敵の姿がある。 まさにこの状況は・・・・・・。 「敵はこっちのリミッターのことを知ってるってことやな。 怖いぐらいにあたるわ。アルファの予測・・・・・・。グリフィス君!!」 「・・・・・・はい。」 私は決意して管制室を出て行く。 リインフォースⅡと共に・・・・・・。 ガジェットに直撃したプラズマランサーが擦り抜ける。 かすんで消えていくガジェットの姿。 一方で爆発と共に残骸となって落ちていくガジェットもいる。 「幻影と実機の混成編隊・・・・・。」 思わずそう呟いていた。 目に見えて増えた敵のどれが本物でどれが幻影なのか区別が付かない。 ロングアーチもパニックを起こしたように悲鳴が上がっている。 本物と偽者合わせたガジェット全てから一斉に飛来したミサイル・・・・・・。 もちろん区別なんてつかない。 なのはと共にバリアを展開して防ぐ。 けれど、このままじゃ・・・・・・。 「防衛ラインを割られない自身はあるけど、ちょっとキリがないね。」 「ここまで派手な引付をするってことは・・・・・・。」 「アルファの予想通りだね。地下かヘリが本命。地下ははんた君がついているから問題は・・・・・・。」 「ヘリだね。なのは、私がここに残ってここを抑えるからヴィータと一緒に・・・・・・。」 「フェイトちゃん!?」 「コンビでもこのまま普通に空戦していたんじゃ時間がかかりすぎる。 でも、限定解除すれば広域殲滅で纏めて落とせる。」 「それはそうだけど・・・・・・。」 「なんだか嫌な予感がするんだ。アルファの言葉を聞いたからかもしれないけど・・・・・・。」 「でもフェイトちゃん。」 なのはが言い縋るけど、譲れない。 考えたくはない。 それでも、明確にイメージできてしまうのだ。 ヘリが撃墜される瞬間が・・・・・・。 こんな言い合いをしている時間さえ惜しいとさえ思うほどに。 そんなとき、通信が入る。 「割り込み失礼。ロングアーチからライトニング1へ。 その案も、限定解除申請も、部隊長権限で却下します。」 「はやて。」 「はやてちゃん。なんで騎士甲冑?」 「嫌な予感は私も同じでなぁ・・・・・・。クロノ君から私の限定解除許可を貰うことにした。空の掃除は私がやるよ。ちゅうことで、なのはちゃん、フェイトちゃんは地上に向かって ヘリの護衛。ヴィータとリインはフォワード陣と合流。ケースの確保を手伝ってな。 ヴィータははんた君と喧嘩しないように。」 「「了解。」」 はやても同じだったんだ。 きっとなのはも内心同じだったのかもしれない。 とにかくヘリに急ごう。 嫌な予感が消えない・・・・・・。 ヘリまでの最短ルートを、雲を突き抜けながら空を駆けていく。 怖いぐらいに当たり続けるはんた君とアルファの予測がお願いだから外れてと願いながら。 「空の上はなんだか大変みたいね。」 「ケースの推定位置までもうすぐです。」 「うん。」 ガジェットをシュートバレットで破壊。 AMFが無いとこんなに楽なんて・・・・・・。 物質加速ぐらい覚えたほうがいいのかもしれない。 AMFなんてAAAランクスキルを機械が使っている今の状況が異常なのかもしれないけど。 それでもAMFを無視して戦えるとこんなに楽になるなんて初めての経験。 いつだったか、エリオがリニアで大暴れしたときを思い出す。 なるほど、これなら納得できる。 敵はAMF発生に多くの機能を裂かれているせいか、ボディの防御力はそれほどでもない。 大型になると硬いけれど、それはそれで専門のフロントアタッカーが叩くだろう。 現状でどう戦うのか選択肢が豊富なはんたが羨ましい。 冷たい右腕の感触を覚えているから、嫉妬なんてしないけれど・・・・・・。 どれだけ戦い続けてきたんだろう。 もしも、はんたがいなかったら、フリードのブラストフレアに頼りきりになるのかな。 現状でなにが最も有効なのかすぐに判断して効率的な戦闘をさせてくれる、 そんなはんたの支援の動きには本当に心を奪われる。 そんな状況のこっちとは正反対の、とにかく大変としか言いようが無い状況が 通信で伝わってくる。 なのはさん達やロングアーチの人達が悲鳴を上げるような状況。 八神部隊長が限定解除を使う状況なんて想像しきれない。 そんなとき・・・・・・。 「・・・・・・壁を突破してくる機影を確認。識別名ギンガ・ナカジマ。」 「ギンガさん・・・・・・壁を突破!?」 はんたの言葉に驚きの声を上げる。 ほぼ同時に轟音と共に破られたコンクリートの壁。 土煙で奪われる視界。 相手が誰か分かっていても警戒をするようになったのは、成長の証なのかもしれない。 晴れた土煙の中から現れたギンガさんのリボルバーナックルが駆動音を鳴らせた。 壁、壊しちゃって大丈夫なんですか? 「いっしょにケースを探しましょう。 ここまでのガジェットはほとんど叩いてきたと思うから・・・・・・。」 「うん。」 「ところで、そこの怪し・・・・・・じゃなくて、黒ずくめさんも仲間なのよね?」 ギンガさん、気持ちは分かります。 あの姿で悪者じゃありませんって、物凄く説得力無いです。 腕だけは優秀だけど、なんで性格に問題あるんだろう・・・・・・。 もったいない。 でも、それはあたしも同じか。 強くなりたいって馬鹿みたいに言い続けていたころ、どうして強くなりたいのか、 どんな強さが欲しいのかも分からずがむしゃらに在り続けたあたしを、 問題児じゃないっていうつもりは無い。 問題児なんてかけらも思っていなかったあたしが恥ずかしいくらい。 でも、あのバリアジャケットのセンスだけは絶対に悪い!! これでマゾヒストフォームなんて名前だって教えたらギンガさん、どんな顔するんだろう。 いったい誰のネーミングセンス・・・・・・まさかシャーリーさん!? 「はんただ。動きながらでも話はできる。先へ行こう。残り12機で残存戦力は終わる。」 「あなたが・・・・・・。そうね。先を急ぎましょう。 それと、現場指揮はティアナのはずだけど?」 「それなら、ティアナ指示を。アルファ、クロスミラージュへレーダーを転送。」 「これは・・・・・・!?キャロ、火力ブーストをスバル、エリオ、ギンガさんの3人に お願いできる?タイミングは任せるわ。」 「これで問題はないな。ギンガ。」 「え、ええ・・・・・・。」 どこか腑におちないような顔をするギンガさんを伴ってあたし達は先を急ぐ。 気持ちは分かります。 でも、このレーダーを見れば納得せざるを得ない。 「そういえばはんたさん。前みたいに皆と情報の共有しないんですか? やったほうが戦うの物凄く楽になると思うんですけど・・・・・・。」 「管制スキル持ちがいないのに管制を使えるようになると無意識に頼るようになる。 だから共有はしていない。傍らにいられる限りは俺が守れる。お前達に怪我はさせない。」 「・・・・・・スバル。もしかしてはんたさん、管制技能あるの?」 「たぶん、ギン姉が思いつく技能のほとんどできると思うけど・・・・・・。」 「冗談・・・・・・よね?」 ギンガさんの言葉もごもっとも。 一度は言ってみたい言葉かもしれない。 『使える魔法は?』って尋ねられて『全部』なんて言葉・・・・・・。 何度目かの角を曲がるや否やはんたが何十個目かの手榴弾を投げる。 1発にとどまらず、何発も立て続けに・・・・・・。 投擲の先には待ち受けていたかのように通路を埋め尽くさんばかりのガジェットの群れ。 紫電が迸り、ガジェットが機能不全を起こす。 何度と見てきた光景。 あたし達は動けなくなった敵が再起動する前に壊せばいい。 ギンガさんがどこかぽかんとした表情をしているのも無理はない。 傍目には物凄く手馴れたコンビネーションに見えるだろうから・・・・・・。 しかし、はんたの手榴弾っていったい何個あるんだろう? もしかしてサンダーフォールとかの亜種? サンダーフォールの天候操作とヴァリアブルシュートの外殻を併用して・・・・・・まさかね。 AAAランクスキルとAAランクスキルを同時ってどんな技能よ!? それに魔力切れした様子も息切れした様子もまったくないし!! 「キュクルルルゥ!!!!」 「フリード。ここで火を吐いたら皆が煙に撒かれちゃうでしょ。だからだめだよ。」 フリードがごねたのだろうか。 存在を忘れかけていたフリードの鳴き声にキャロが言い聞かせる。 なるほど。言われてみれば閉鎖空間で炎なんか使ったら・・・・・・。 バリアジャケットやフィールド系の魔法で熱は防げても酸素だけはどうしようもない。 それでやめさせていたのか。 閉鎖空間だから巨大化もままならないだろうし、 もしかしてここってフリードにとって鬼門? そんなことを考えていたとき、奥からごろごろと転がってくるあれは・・・・・大型ガジェット。 はんたさんに援護をお願いしようとしたとき、聞こえてきた声は・・・・・・。 「スバル!!一撃で決められる?」 「決める!!」 「Are you ready?」 「Yes.」 ちょっとギンガさんとスバルなに言ってるのよ。 それにキャロの支援がまだでしょ。 もしかして2人とも人の話聞かな・・・・・・そういえば訓練校のころからそうだった。 そんなことを思っていると、響く金属音。 スバル達の頭越しになにかが飛んでいく。 迸る紫電。 ごろごろ転がっていた大型のガジェットがピタリと動きを止める。 「あ・・・・・・。」 「トライシー・・・・・・あれ?」 スバルとギンガさんのマヌケな声が響く。 もしかしてすっかり忘れてたとか熱血なノリで忘れてたとか・・・・・・。 ありえる。 動けなくなった大型のガジェットドローンにリボルバーナックルが音をたてて突き刺さる。 マッハキャリバー達も沈黙気味。 気まずい雰囲気全開で・・・・・・。 気持ちは分からないでもないけど、でもむやみに危険に突っ込む必要ないでしょう。 「ちょっとスバル!!フロントアタッカーだからって突っ込まない!! それにキャロのブーストがあるからカートリッジ使う必要ないし、 はんたが相手を無力化できるんだからちゃんと支援もらうこと!! ギンガさんも1人でたくさん叩き潰してきたからかもしれないですけど、 目の前で無効化する光景見ていたんだから突っ込まないでください!! マッハキャリバー達もそこは止めるべき場所でしょう!!」 「「はい。」」 「「Sorry.」」 姉妹と同型機のデバイスが一緒に怒られる光景はなかなかシュールかもしれない。 そういえば・・・・・・。 スバル達に言ってて気がついた。 はんた、なんで被弾が多くなる戦い方してるの? それに・・・・・・なんでまだ1機も落とせていないの? ロングアーチの通信が正しければ、ガジェットの数は20機。 あれだけ弾幕を張って、手榴弾を投げていたのにはんたの撃破数は0。 いつもなら1人で全部片付けてしまう勢いなのに、なにかおかしくないだろうか。 「目的地だ。」 はんたの声で思考を中断する。 目の前の任務をこなすほうが重要。 疑問は『支援に回っているから』なんて言葉で片付けてしまった。 もしも思いを口に出していたらなにか変わったのだろうか・・・・・・。 ケースの推定位置であるF-94区画。 そこにギン姉を加えたあたし達が到着する。 目的のケースはどこに・・・・・・。 「ありましたー!!」 キャロの声に一安心。 その言葉にあたし達は完全に油断しきっていた。 ロングアーチの通信にあったガジェット20機は全て倒していたから・・・・・・。 後はケースを回収して終わりだって・・・・・・。 突如響く頭上に響く何かが飛び跳ねるような音と駆け抜けるような足音。 けれど姿は見えない。 下水という薄暗い場所であることも祟った。 「なに?この音・・・・・・。」 ティアでさえそんな声で躊躇うことしかできなかった。 あたしもギン姉もエリオもなにかが一瞬いたかもしれないぐらいの認識。 呆然と見送るような形になってしまったあたし達の中で真っ先に動き始めたのは やはりはんたさんだった。 「LOVEマシン1323、トリガー。」 はんたさん専用の魔法なのか? 叫ぶような声が響くと同時にトカゲのような姿が現れる。 幻影魔法解除!? そんなことまでできるんですか!? でも、驚いている暇があったら、迎撃体制を整えるべきだった。 あるいはキャロを助けるか・・・・・・。 なにが起こっているのかわかっていないキャロは突如視界に現れたトカゲに硬直したまま。 トカゲの目的は何か分からない。 けれど、このままだとキャロが・・・・・・。 そんなとき、はんたさんがケースを抱えたキャロを突き飛ばすと、 キャロの身体が宙を舞いケースがその手の中から零れ落ちる。 キャロの居場所と入れ替わるように身体を滑り込ませるはんたさん。 だけど、そんな状態で防御なんてできるはずがない!! 無理矢理割り込みをかけたような形となった以上、トカゲの攻撃の直撃を食らうのは必然。 はんたさんの動作に動揺してエリオの援護も遅れてしまう。 衝撃弾4発と鋭利なブレードの一撃がはんたさんに突き刺さる。 あんな重い一撃の直撃を食らったら重傷どころか致命・・・・・・。 「はんたさん!!!」 思わず叫んだ。 無防備であんな一撃を受けたら重傷どころじゃすまない。 けれど、あたしの目に映った光景はそれを裏切る。 はんたさんは吹き飛びさえしない。 あんなに重い一撃の直撃を受けたのに・・・・・・。 代わりにバリアジャケットがキラキラと輝いてはじけ飛んでいる。 あれはいったい・・・・・・。 あたし達の驚きよりもトカゲのほうが驚いたに違いない。 間違いなく必殺だった一撃を無防備で受けて平気な相手がいたとしたら、 驚かないほうが無理というもの。 そんな動揺を読みきったようにはんたさんが繰り出した躊躇無い鋭いボディーブローが トカゲに突き刺さると、ゴム鞠がはねるような勢いで吹き飛んでいく。 その勢いのまま、壁にぶち当たると下水の壁に穴が空く。 身体ブーストとか掛かってないはずなのにいったいどんな・・・・・・。 ううん。今はそんなことより・・・・・・。 「ティア!!指示して!!」 「あ・・・・・・そうね。ギンガさん、スバル、前衛固めて。エリオはキャロの援護。 はんた、ダメージ報告後に援護。キャロはケースを確保!!」 「「「「了解!!」」」」 「了解。満タンドリンク。ノーダメージだ。そしてホテル以来だな。トカゲ。」 戸惑ったままだったティアにそう声をかけると、 一瞬だけ戸惑ったようなふうだったけれど、すぐに皆に指示を飛ばす。 はんたさんからの返事に皆が安堵する。 そして、気がつく・・・・・・。 ホテル以来? 「はんたさん、もしかしてあれがホテル・アグスタの侵入者?」 「そうだ。」 エリオの声にはんたさんが応じる。 対峙したトカゲを観察。 腹部の装甲が割れて落ちていく。 もしかすると、かなりまずい状況かもしれない。 このトカゲ、早いし、硬いし、疑いようも無く強い!! はんたさんなら防御無視の攻撃手段をいくらでも持っていそうだけど、 下水だから壊しすぎれば天井が落ちてくる。 なにより、はんたさんの一撃で倒しきれないという事実が相手の強さを感じさせる。 あたし達を子供扱いできる強さのはんたさんが・・・・・・。 対峙したまま睨み合っているあたし達の後ろでキャロの戸惑うような声が響く。 視界に移るのは長い髪の女の子。 その子がケースを手に・・・・・・。 「邪魔・・・・・・。」 ケースを手にしたまま、物を見るような目で女の子が突き出した左腕から放たれる衝撃波。 咄嗟にフィールドを展開するキャロの前に割り込むように身体を入れるはんたさん。 「はんたさん!!」 絶対におかしい。 なんで避けないの!? まるで自分から攻撃を喰らいにいっているみたい。 でも、避けない以上、反撃に最も早く移れる!! 狙うには余りにも自分の命を粗末にしすぎ。 なのはさん達なら青筋立てて怒らないはずがない戦い方。 はんたさんの振り上げた巨大な銃が女の子に振り下ろされる・・・・・・。 すると、今度はトカゲのほうが女の子をかばうみたいに身体を割り込ませる。 生肉を力一杯叩いたような音が響く。 骨が折れる音も血が吹き出したりもしないのに、痛みを覚えずにいられないほどの音が。いったいなんなの? このどっちもかばい合って防御なんて考えていない状況は・・・・・・。 「アルファ、電撃鞭。」 そんな声を上げながら、トカゲの右足を左足で足場に皹が入る勢いで踏みつけると、 はんたさんが変形を始めたデバイスにトカゲの腕を噛ませる。 スライドしながら変形するデバイスに挟まれた甲殻が無残に引き千切られる。 そのまま胸に飛ぶ左ストレート。 これで決まった!! けれど、はんたさんは左足を上げてしまう。 吹き飛ぶトカゲに巻き込まれるように女の子も転がる。 女の子の手から零れ落ちるケース。 下水の壁を再び壊して土煙が上がる。 はんたさん、今の一撃で終わったはずなのに・・・・・・。 いったいどうしちゃったの!? それに、トカゲのブレードは折れていなかった。 さっき、はんたさんが突き立てられときは根元まで刺さっていたはずなのに・・・・・・。 絶対になにかおかしい!! 問い詰めないと・・・・・・。 そのとき、下水道内が突然飛来した何かで閃光と轟音に包まれた。 閃光が迸る前、ほんの一瞬だけ見えたのは、炎にこれでもかと包まれるはんたさんの姿・・・・・・。 『我ら守護騎士は主のためなら誇りさえ捨てると決めたのだ・・・・・・。』 守るとは? マスターが問いかけをしたとき、シグナムが話した昔話。 その中に出てきた言葉の一節。 それこそが私がもっとも到達して欲しくなった言葉への道標。 誇りなんてマスターは笑うだろう。 誇りで敵は倒せない。誇りで金は手に入らない。誇りでお腹は膨れない。 そんなふうに・・・・・・。 けれど、自分の身体さえ省みないという在り方。 それがマスターに『守る』という概念を植えてしまう。 殺せない生物が成せる『守る』という答えはそれしかないから・・・・・・。 マスターが守るという言葉として理解したもの。 それは自己犠牲・・・・・・。 例え自分が血塗れになっても構わない。 壊れかけの身体を引きずりながら戦い続ける。 誰かが傷つく代わりに自分が肩代わりするという壊れた思考。 相手を壊さず、仲間を傷つけず、己の身だけはどこまで壊れても構わない。 そんな非論理的すぎる思考論理。 少しでもダメージを軽減しようと装甲タイルで防御をあげようとしたのは理解できる。 けれど、装甲タイルは万能ではない。それはマスターも知っているはず。 一点集中の貫通属性持ちの一撃や桁外れの大出力の一撃の前には変換が追いつかない。 だからこそ、戦車砲の徹甲弾や成形炸薬弾や私のパイルバンカーといった一点集中の攻撃、 あるいはエクスカリバーのような高出力レーザーに レッドフォックスの高速振動剣のような大威力の攻撃を前にすると、 本体にまでダメージを受けてしまう。 事実、レッドフォックスと戦ったとき、戦車は完膚なきまでに破壊された。 装甲タイルが残っていたのにも関わらず。 そして、以前であれば間に合わないとしても回避動作ぐらいは取ったはずなのに、 今のマスターはそれさえ行わない。 回避すれば他の人間への攻撃時間が増えてしまうから。 むしろ自分から致命傷にならないように相手の攻撃を直撃させる。 それだけで反撃までの動作が1アクション早くなるから。 トカゲのブレードは紛れも無く右の胸に突き刺さった。 装甲タイルはわずか4枚しか減っていない程度のダメージ。 だが、ブレード自身は肋骨を圧し折り肺を貫き肩甲骨まで貫いている。 けれど、マスターにしてみればその程度のダメージはダメージと呼ばない。 既にマスターの認識は既に無傷、負傷、行動不能の3つしか存在しない。 機械であれば紛れも無く中破クラスのダメージさえ、負傷にすぎない。 行動不能になりさえしなければ僅かばかりも気にせずそのままでいるだろう。 そしてそんな状態で反撃を繰り出す。 さらにダメージは満タンドリンクによって強制的に瞬間的に治療する。 もうどれだけ身体が汚染されているか知っているはずなのに・・・・・・。 なにより致命的なのは殺せないという現状。 以前であれば最初の一撃で相手を殺していた。 原因の排除をしてしまえばこれ以上ダメージを受けることはないから・・・・・・。 しかし、約束のせいであの荒野で当然のシークエンスが行えない。 だから、相手を吹き飛ばすにとどまってしまう。 どれだけの必殺の状況を作れたとしても・・・・・・。 今のマスターの状態で戦いが長引けば負傷が増えるばかり。 守るためには原因を排除するのが一番ダメージを減らせるというのに、 原因の排除ができないという矛盾を抱えたがゆえの行動。 マスターの思考を改変してしまいたい。 機械であればデバッグすれば終わる作業。 けれど、人間であるマスターに干渉する手段が存在しない現状が立ちふさがる。 それが余りにも・・・・・・辛い。 マスターも既に気がついているだろう。 始まり始めた身体の異常に・・・・・・。 それでもマスターは止めないし止まれない。 殺すということを奪われた以上、なにかで代用してプログラムを奔らせないと、 自分自身が破綻してしまうから・・・・・・。 遺伝子にまで染み込んだ戦闘技術。 無意識で殺す方向に動く身体。 それを当たり前とする本能。 既に身体は殺す理由があれば殺さずにいられない状態になっている。 そんな状態の身体なのに人間には本来不可能であるはずの無意識さえも、 理性と意思だけで押さえつける。 高町なのはとの約束を守るために・・・・・・。 それはさながら高速で回るエンジンを力づくで止めようとするかのよう。 エンジンでそんなことをすればブレーキか、あるいはエンジン自身が確実に壊れる。 ならば、マスターの場合はなにが壊れる? 理性?身体?それとも・・・・・・ココロ? マスターのバイタルは既に全身イエローアラート。 外傷が無いだけという状態に過ぎない。 オイホロトキシン配合の回復薬の最上位種である満タンドリンクを使ったというのに・・・・・・。 どんな手段でもいい。 マスターの意識を、鋼のような意思と理性を冒しつくして、 『殺す』というシークエンスを奔る事が出来るように弄れないのか。 検索の果て、精神操作の魔法の該当はあった。 けれど、無駄だと思い知る。 無意識さえ制御するマスターだから精神操作の魔法なんて簡単に拒絶してしまう。 そして、薬物操作しようにもあの薬の末期患者寸前の身体には全ての薬が通用しない。 魔法も不可。薬物も不可。 なにか方法はないのか・・・・・・。 0と1の思考しか持たぬ機械の私が焦りを覚えるほどに事態は切迫していた。 そんなとき、迫撃砲のような爆風を叩き込んだ小さな個体が現れる。 回避動作さえとろうとしない攻撃はマスターに直撃。 もっとも、貫通属性が無い以上、装甲タイルの前には無力。 この程度の熱量でダメージを本体まで抜けるものか。 ダメージチェック・・・・・・装甲タイル9枚の損傷を確認。 魔力より損傷した装甲タイルを補填、再構築まで2秒・・・・・・再構築完了。 敵影を確認。対象の言葉より個体名アギトと設定、登録・・・・・・。 あれは、リインフォースⅡと同じ融合機? ・・・・・・融合機? 融合機・・・・・・。融合・・・・・・融合・・・・・・ユウゴウユウゴウユウゴウ・・・・・・。 ワタシハ・・・・・・コタエヲ・・・・・・ミツケタ・・・・・・。 前へ 目次へ 次へ
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マクロスエースフロンティア マクロスエースフロンティアID+ゲーム名 HP PT HP COMBO PILOT SKILL MAX MECHANIC SKILL MAX ALL MACHINE TUNING PMAX ALL MACHINE TUNING COMP PT MAX 100 SP MAX Booster Mwp Swp ID+ゲーム名 _S ULJS-00158 _G Macross Ace Frontier HP _C0 HP _L 0x605CCCBC 0x00000004 _L 0x00000002 0x000000D0 _L 0x100000CC 0x00000000 PT HP _C0 PT HP _L 0x605CD798 0x00000004 _L 0x00000002 0x000000D0 _L 0x100000CC 0x00000000 ※パートナーを待機にしていて援軍がミッション始まって すぐにあった場合は援軍1人に効果がでる。 パートナーが待機で援軍がミッション始まってない場合は 敵に反映されるのでその場合はOFFにする事。 COMBO _C0 COMBO _L 0x805CD4CC 0x00010002 _L 0x100003E7 0x00000000 PILOT SKILL MAX _C0 PILOT SKILL MAX _L 0x417380EC 0x000C0016 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x417380F0 0x000C0016 _L 0x00636363 0x00000000 MECHANIC SKILL MAX _C0 MECHANIC SKILL MAX _L 0x41738118 0x000C0016 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x4173811C 0x000C0016 _L 0x00636363 0x00000000 ALL MACHINE TUNING PMAX _C0 ALL MACHINE TUNING PMAX _L 0x4154A598 0x00850073 _L 0x0001869F 0x00000000 ALL MACHINE TUNING COMP _C0 ALL MACHINE TUNING COMP _L 0x4154A3CC 0x00640073 _L 0x0001869F 0x00000000 PT MAX 100 _C0 PT MAX 100 _L 0x4154A568 0x00850073 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x4154A56C 0x00850073 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x4154A570 0x00850073 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x4154A574 0x00850073 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x4154A578 0x00850073 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x4154A57C 0x00850073 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x4154A580 0x00850073 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x4154A584 0x00850073 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x4154A588 0x00850073 _L 0x63636363 0x00000000 _L 0x4154A58C 0x00850073 _L 0x00006363 0x00000000 SP MAX _C0 SP MAX _L 0x205CCDF8 0x00107AC0 Booster _C0 Booster _L 0x205CD350 0x00000000 Mwp _C0 Mwp _L 0x105CC384 0x000003E7 Swp _C0 Swp _L 0x105CBEA4 0x000003E7
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登録日:2011/11/06(日) 23 36 32 更新日:2023/08/07 Mon 21 53 41NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 じゃあな、ボウズ……つ_い_て_た_な………… ハウル~消しえぬ過去へ メタルサーガ メタルマックス メルカバ 戦車 流れ者の歌 赤い悪魔 レッドウルフとは、メタルマックス1の登場人物及び、シリーズに登場する真紅の戦車。 戦車の方は区別のためか「Rウルフ」として表記される。呼び名は同じ。 元々はレッドウルフのワンオフ戦車と思われていたのだが、 メタルサーガから「ブラド・コングロマリット」製戦車という設定が設けられた。 ただし、ブラド製は「ウルフ」であり色やデザインも若干違う。これをカスタムしたのがRウルフという事だろう。 ちなみにメタルサーガモバイルやメタルマックス3に登場するMBTシリーズはRウルフの後継戦車という位置付け。 だがその割りに性能は半端、というか劣化版。特にMM3にはRウルフも登場するが、完全にMBTの上位互換といった立ち位置。 恐らくMBTシリーズは量産廉価版なのだろう。 レッドウルフ自体は出番は多くないものの、通り名「赤い悪魔」の異名と会う度に気障な言動を吐く姿から人気が高く、 また、Rウルフも彼のイベントの絡みで手に入る為、シリーズファンからも屈指の人気を誇る。 その為か、何らかの形でRウルフ、或いは類似した戦車が良くシリーズに登場する。 なお、デザイン元はT-72神をフルボッコにしたメルカバ(Mk3)。 メルカバと違い、搭乗者保護の為に砲塔前方に位置されているエンジンが後部になっている。 ●シリーズでの活躍 メタルマックス(リターンズ) 荒野に「赤い悪魔」の名を馳せるハンター。 主人公とは「南の洞窟」で戦車モスキートを巡って出会うことになる。 主人公がバイオニック・ポチに苦戦する中、突如乱入。あっという間に片をつけ、圧倒的な強さを見せ付ける。 モスキートについては、 「ちっ!とんだポンコツだぜ!! …ん?この機銃は結構使えそうだな…こいつをもらっていくか。 あの戦車はお前の好きにしな!ツイてたな坊主!あばよ!!」 と、機銃だけRウルフに積み込み主人公に譲る。 この為、Rウルフの初期機銃・15mm機銃はモスキートから乗せ変えたものだと思われる。 その後、オードリーの街の酒場で再会。 ソルジャー共々一蹴されてしまい、コレが切っ掛けでレッドウルフを目標としたソルジャーが加入することになる 以下レッドウルフイベントのネタバレ。 実は彼が荒野各地を放浪してたのは攫われた恋人、ニーナの捜索。 しかし、賞金首ゴメスにこのことを利用され、卑劣な罠によって生身でゴメスの戦車と戦闘。 当然勝てるはずも無く、倒れてしまう。 直後に主人公達が駆けつけ、ゴメスは主人公達によって倒されるわけだが。 死の間際、 「お前は…あの時の?どうしてここへ………頼みがある。 よかったら…俺の戦車に乗ってくれないか?そして…もしニーナという女に出会うことがあったら…。 ウルフは…お前のことなどもう忘れたと…そう伝えてくれ…。 じゃあな、ボウズ……つ い て た な…………」 奇しくもモスキートを譲ったときと同じ台詞を吐き、事切れる。 なお、新規戦車獲得・名前入力は専用BGMが流れるのだが、 Rウルフ獲得時のみ滝つぼのアジトのBGM「ハウル~消しえぬ過去へ」のまま。 MMシリーズには称号システム(主人公の通り名)というお遊びシステムがあるのだが、 このRウルフを手に入れると「赤い悪魔」の称号を彼から引き継ぐ。 但しある条件を満たすとゴメスを返り討ちにしてしまい重大なバグを引きおこす。こうなるとバグを受け入れない限りRウルフは入手不可となる。 最初と最後の出会いでバグを引き起こすのは偶然なのか。 ラストダンジョン「地球救済センター」から少し進んだ場所の「犬の穴」に最高額の賞金首バッド・バルデスが居るのだが、 彼がニーナを攫った張本人であり、主人公をレッドウルフと思って追いかけてきたものだと思い込んでいた。 (ちなみにコイツ、テッド様より格段に弱いくせに20万Gと破格の賞金額) バルデスを倒すとニーナはウルフが来るまで何時までも待つという旨の台詞を言うのだが、 この時Rウルフに搭乗してる(或いは後で搭乗して会いに行く)と、彼の死に感付きウルフの後を追い、自殺してしまう。 「ウルフ…今度生まれ変わったら……わたしたち…幸せになりましょう………ね……。」 重量の都合上、重戦車は使い辛い傾向にあるが、Rウルフは非常に性能バランスが高く、スタメン候補。 リターンズではホワイトタイガーに防御力・拡張性で劣るものの、相変わらずの高バランス。 メタルマックス2 Rウルフを明らかに意識したと思われるウルフが登場。説明書でも「ウルフがたみ」と名前が付けられている。 同じ赤い戦車だが、こちらはオレンジがかった赤で、デザインも全くの別物。 序盤のブラド博物館にて入手。 重戦車なのに手に入る時期が早すぎるお陰で満足にSPを確保できるエンジンが無く、ある意味不遇。 中盤以降、強力なエンジンを入手できるようになってからは、 Rウルフ譲りの高い能力バランスから一気にスタメン候補に踊り出る。 MM3の設定資料集ではRウルフと何故か同一視されてる。 2RではRウルフのベース車両ということに設定変更されたようで、ウルフを改造すると鋼の季節同様Rウルフとなる。 ウルフの状態では特性無しだが、パターン改造を進めると3同様「会心の1発」が付加される。 SFC版と違い、優秀なエンジンが序盤から拾える為取得直後からスタメン投入可能。 更にバイクもこの時期には2台手に入るためスナマミレンの立場は殆ど消えた。 また、派生パターンとしてSウルフという固定装備が無く、フリー穴で構成された改造も可能。 場合によっては全砲門大砲・特性キャノンラッシュと言う浪漫戦車と化す…ってこれ3のラスプーチンとあんま変わんねぇ! メタルマックス3 ラスティメイデンでシリーズ恒例の「買う戦車」になってしまった。 しかし入手時期は金の工面さえ付けば早く、強力な戦力として終盤まで活躍できる。 改造3段階目のRウルフMk3はフリーの大砲×1・機銃×2・S-E×2とリターンズのホワイトタイガーの最大拡張と同じ砲門数。 加えてこの段階でダブルエンジン可能な為、非常に使い勝手が良い。 また、最終段階2種も十分強力なのでタンクミサイル・タンクウイングが許容できるなら選択肢に入れて良い。 シャシー特性は穴1(Rウルフは大砲固定)の会心率2倍化「会心の1発」 アマガミステッカー使用時のペイントは絢辻詞。 キミキスステッカーでは星乃結美。 ちなみに後継機のMBT77はシャシー特性が無い上に、イマイチパッとしない性能で下位互換という印象が強い。 しかもダブルエンジン可能段階には必ず余計な固定兵装付くし。 外伝「夢見るカルメン」にはベース車両のメルカバが登場。 メタルサーガ~砂塵の鎖~ Rウルフではなくベース車両のメルカバが登場。 ペイント機能が充実してる本作であえて真紅に染め上げるハンターが多かったのは言うまでもない。 ちなみに主人公の母の名はニーナだがMM1の同名人物と無関係だろう。 なお、「赤い悪魔」の称号はレッドフォックスが引き継いでいるが何処までも渋かった彼と比較すると、 彼女の評判はあんまりよろしくなく、嫌いな人には「うどん女」呼ばわりされてる始末。 メタルサーガ~鋼の季節~ 第二フリーザで入手。 最初の名称はMM2と同じウルフだが、改造を重ねるとRウルフになる。 更に改造を重ねると「みっともない」としか言いようの無い姿になる。どうしてこうなった…。 ちなみに「会心の一発」は本作からMM3に引き継がれたシャシー特性。 メタルサーガモバイル~旋律の連鎖~ 地下世界で以前の装甲車みたいに埋蔵してました。出番はかなり遅い。 破格ともいえる高バランスの戦車。固定兵装も強力で更に大砲2問積めると言う素晴らしさ。 耐火炎耐性があるためテッド様戦でも使えないことは無い。 が、同時発射機能がないので瞬間火力を叩き出せないのがネック。 メタルサーガ ニューフロンティア メルカバ設計図が登場するなどメルカバの存在を匂わせていたものの、なかなか登場せずファンをやきもきさせていたが2013年2月27日についに実装。メルカバ設計図A~Dとバトーキットを合成することで作成することが出来る…が、設計図すべてを手に入れるのが非常に困難な上、さんざん待たされた割には性能はパッとせずガッカリ。 後に性能がかなりアップしたメルカバMk3Dが登場。イベントランキング上位報酬だったため入手したカンパニーは多くはなかったが、後のイベント報酬で配られたHOT認定証をメルカバMk3D袋に合成することができ、多くのカンパニーが入手することが出来た。(メタルサーガ・ニューフロンティアサービス終了間近ではあったが…) カラーはゲーム内マネーを消費して赤くすることが可能。 レッドウルフ「ふっ、またどこかのwiki篭りどもが、俺の追記・修正をしてやがる。」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ゴメスにウルフが嬲り殺しにされるシーンは当時最大のトラウマとなり、しばらく赤い戦車に乗れなくなった。 -- 名無しさん (2014-02-21 22 28 27) SFCのリメイク版では先にバルデスを倒すことが出来る。つまりニーナを救出できるのでゴメスを心置きなくボコれるしウルフも死ななくてすみ幸せな二人を見ることが出来る。ただしあくまでリメイクの「メタルマックス・リターンズ」のみでの裏技です。 -- 名無しさん (2014-02-22 11 47 14) ↑知らなかった、そんなの… 今度試してみよう -- 名無しさん (2014-03-26 16 04 55) ヘルゲートのパスワードを知らなくて犬の穴に行けなかったけど…鬱だな -- 名無しさん (2014-10-25 01 47 13) キザだけど命を助けてくれた上に貴重な戦車を譲ってくれるいい人。 -- 名無しさん (2017-05-18 13 37 04) 印象的なイベントでもらえる戦車→ダンジョンの最深部に安置→店売り→マップに埋まっていたとどんどん扱いの悪くなっていく戦車 -- 名無しさん (2017-09-19 15 15 47) 新作らしき映像に真紅の戦車・・・・まさか!? -- 名無しさん (2017-10-20 16 33 30) 新作・メタルマックスゼノではなんと最初の戦車として登場し、ストーリーの最初と最後を飾る貫録を発揮したのであった。周回を進めた先では特性スロット6つという「究極Rウルフ」も作れるぞ! -- 名無しさん (2018-05-20 23 06 28) 名前 コメント
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機動六課に配属された。 お仕着せの制服に身を包み、ずらりと並んだ人の群れ。 見覚えのある顔の幾つかに、若干を気を向けながらはやての言葉が終わりを告げる。 本日行う活動はスターズとライトニングとかいうやつらと共に訓練。 いったいなにをさせるのか。 『ソロソロデキルゾ人間ノクズ』とサースデイに告げられたけど、 いまだにデバイスは届かない。 魔法少女リリカルなのはStrikers-砂塵の鎖―始めるか。 第3話 ひよっこ 「平和と法の守護者、時空管理局の部隊として事件に立ち向かい、 人々を守っていくことが私達の使命であり、為すべきことです。」 機動六課稼動の挨拶で八神はやてが真顔で言ったそんな言葉に噴出しそうになった。 平和?法? それは食べられるものなのか? 守護者?人々を守る? 随分と上からの傲慢な物言いじゃないか。 正気で言っているのか? 笑わずに堪えるくらいはするとしよう。 事情はどうあれ、今はあれに従うべき身分に俺自身がなってしまったんだから。 はやてが色々言っているが、その言葉が終わるまで エミリと同じくらいの年頃の桃色頭の女の子と赤髪の男の子の後ろで 肩を震わせずにそのまま耐えることができていたか自信がない。 周囲の拍手にあわせて拍手をして、やがて式は終わった。 「ああ、テスタロッサ。直接会うのは半年振りか。」 「はい、同じ部隊になるのは初めてですね。どうぞよろしくお願いします。」 「こちらのセリフだ。大体、お前は私の直属の上司だぞ。」 「それがまた・・・なんとも落ち着かないんですが・・・・・・。」 「上司と部下だからな。テスタロッサにお前呼ばわりはよくないか。 敬語で喋ったほうがいいか?」 「そういう意地悪はやめてください・・・。いいですよ。『テスタロッサ』で『お前』で・・・。」 「そうさせてもらおう。」 シグナムがふっと笑みを浮かべるのにつられて私も笑い返す。 ほんの少し前は戦いあってた仲なのに、今は上司と部下なんて少し複雑な気分。 ふと思い出したようにシグナムが口を開いた。 「そういえば、なのはが殺されかけたとかリインが以前騒いでいたんだが、 見た限りなのはは元気そうだし、実際どうだったんだ?それに式のとき、 お前が保護者になった子供の後ろに他のやつらとは明らかに違う目のやつがいたが・・・。」 「そういえばお互いの自己紹介はもう済んだ?」 「名前と経験やスキルの確認はしました。」 言いよどむスバルの代わってなのはさんの問いかけに答える。 情報の共有は基本的なことだ。 特に部隊であたしが立つポジション的に・・・。 今日から機動六課の一員となったのだから、精一杯やれることはやっていかねばならない。 「あと、部隊分けとコールサインもです。」 エリオ・モンティアルがそう私の言葉に付け加えた。 しまった。 それも現在分かっている情報じゃないか。 行動する上で重要なものなのに。 「そう。じゃぁ、訓練に入りたいんだけどいいかな?」 気にする様子も無く、振り返りながらそう告げるなのはさんの問いに 『はい』とあたし達4人の威勢のいい声が廊下で響いた。 「なのはさーん。」 服装を着替えた後、一足先に訓練場でみんなの到着を待っているとそんな声が響いた。 視線の向けると笑いながらトランク片手に駆け寄ってくるシャーリー。 その後ろについてきているのは見覚えのある老人とロボットと男の子。 別方向から訓練用の服装に着替えたフォワードの4人が駆けてくる。 「今返したデバイスにはデータ記録用のチップが入っているから、 ちょっとだけ大切に扱ってね。」 フォワードの4人にそう告げるが、4人は手元のデバイスよりも、 当然のように自分達の横へ並んだ見慣れない男の子に視線を向けている。 むしろスバルは膝が震えているし、ティアナの顔は蒼白だ。 どういう順番に紹介しようか。 「ええと、まずは皆の横に並んだ子の自己紹介からしようか。」 「名前ははんた。階級は空曹兼陸曹。部隊はスターズともライトニングとも違って ハンターというチームになる。コールサインはハンター1。使用スキルについては デバイス調整の関係で現在はサポートスキルが使えないが他はなんでもやれる。 経験は・・・脊髄・・・たくさんとしか言いようがないな。」 「彼の階級は機動六課で一番低いけれど、六課の中では一番戦闘経験豊富なんだ。 彼のチームであるハンターは皆の手が届かないところをお手伝いする便利屋さんかな。 それと、スバルもティアナもそんなに怖がらないでいいから・・・ね?」 はんた君が物騒な表現を使わないでくれたことにほっとする。 それと思った以上にエリオとキャロが彼を怖がっていないことにも。 むしろエリオ達はスバル達の様子を不思議がっているみたい。 「それと、メカニックのシャーリーから一言。」 「えー、メカニックデザイナー兼通信主任のシャリオ・フィニーノ一等陸士です。 みんなはシャーリーって呼ぶので、みんなもそう呼んでね。みんなのデバイスを改良したり調整したりするので時々訓練を見せてもらったりします。デバイスについての相談があったら遠慮なく言ってね。」 「それと、その隣にいるのがバトー博士と助手のサースデー。」 「んー。メカニックデザイナー主任のバトーだ。こっちは助手のサースデー。 キミ達のデバイスを根本的に設計変更するときなんかはボクの出番だね。 シャーリー同様、暇があれば訓練を見に来るし、 簡単なカスタマイズも暇があればしてあげるよ。 今回はボクのトモダチに新型デバイスを届けたついでだね。」 不気味なくらい静かなバトー博士。 あれ?シャーリーはなんでシャーリーなの? わたしはバカチンなのに・・・。 後で聞くとしよう。 それは今は置いておいて、まずは訓練を始めよう。 「じゃ、さっそく訓練に入ろうか?」 私の言葉に戸惑いながら返事を返すフォワードの4人。 目の前に広がるなにもない平地の訓練所を見ているせいだろう。 私はシャーリーに声をかけた。 「シャーリー。」 「はーい。」 なのはさんの言葉に返事を返して、私は周囲にディスプレイを展開し操作する。 片手間にここの訓練場の説明を続けながら。 「機動六課自慢の訓練スペース。なのはさん完全監修の陸戦シミュレーター。 ステージセット!」 ディスプレイを指先で押すと、機械の稼動音と共に何も無かった訓練所に 建造物が次々浮き出してくる。 フォワードの4人は驚きの声を上げて呆然とするばかり。 その様子に内心では『やったね』と喜んでいた。 もっとも、はんた君はかけらも動揺しなかったのが残念だったけど。 「ヴィータ、ここにいたか。」 「シグナムか。」 「新人達はさっそくやっているようだな?」 「あぁ。」 「お前は参加しないのか?」 「4人ともまだヨチヨチ歩きのひよっこだ。 あたしも教導を手伝うのはもうちょっと先だな。」 「そうか。」 「それに自分の訓練もしたいしな。あたしは空でなのはを守ってやらないといけねぇ。」 「頼むぞ。」 「あぁ。」 シグナムと新人達を眺めながらそんなやり取りをする。 どれだけ短時間で新人達を使い物になるまで育てられるか。 なのはのことだからどうにかしちまうだろうけどな。 そういえばシャマルの姿が見えないことに気がつき、尋ねようとした矢先、 シグナムが口を開く。 「そういえば『4人』とヴィータは言ったが、もう1人いるぞ?」 「なに!?どこだ!?連絡来てねぇぞ!!」 「いずれにせよ4人じゃなくて5人なことに変わりはない。 それに5人目は相当な使い手のはずだ。なのはの一件もあるしな。」 「なんだよシグナム。なにかあったのか?」 「リインから連絡が来なかったか?なのはがデバイスも無い相手にやられたって。」 「なにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」 「よしっと。皆聞こえる?」 通信越しのなのはさんに5人が返事を返す。 廃墟となったビルが乱立した訓練場でいったいどんなことをするのか。 機動六課というエリートの集まりな部隊であるだけに気を張り詰めさせる。 「じゃ、さっそくターゲットを出していこうか。まずは軽く8体・・・。」 「動作レベルC、攻撃精度Dってところかしらね。」 「うん。わたし達の仕事は捜索指定ロストロギアの保守管理。 その目的のためにわたし達が戦うことになる相手は・・・・・・これっ!」 なのはさんの言葉と同時に魔方陣が展開され、地面からなにかが転送されてくる。 あれ? でも、この形って試験のときとほとんど変わらないんじゃ? 「自律行動型の魔道機械。これは近づくと攻撃してくるタイプね。攻撃は結構鋭いよ。 では第1回模擬戦訓練。ミッション目的、逃走するターゲット8体の破壊または捕獲。 15分以内に。」 『はい』と返事をする私達の中で、なのはさんをひどい目にあわせた男はんただけが、 どこか退屈そうな雰囲気を放っていた。 それに使用スキルで『なんでも』なんて言われては逆にどうすればいいのかも困る。 まずは皆がどれだけ動けるのか知るほうが先か。 「それではミッション、スタート。」 なのはさんとシャーリーさんの言葉と同時に8体のターゲットが移動を始めた。 「そういえばバトー博士。はんた君のデバイスっていったいどうなったんですか? さっきの自己紹介で『なんでも』なんて彼は答えてましたけど。それに魔力適正は?。」 「そう。そうなんですよ。なのはさん。デバイスタイプに革命です。革命なんですよ!! 設計図は見せてもらいましたけど、本当に従来と思想が違うんです。 ぜひともどんな風になったか説明してくださいよ。バトー博士!!」 私の質問にバトー博士よりもシャーリーのほうが物凄い勢いで興奮している。 たしかに『なんでも』なんて普通は答えられない。 それについ最近まで魔法さえ無い世界にいたのがはんた君達だ。 『なんでも』という条件を満たせるデバイスがあるとすれば、闇の書? 「バカチンーーーーーーーーーーーーーーー!!!トモダチをアダナで呼ぶっていいよね。 つまりバカチンのそれはゴキブリにしたのと同じ説明をして欲しいって意味なのかな?」 「う、うん。そうだよ。」 にこっと笑えたか少し自身がない。 何度もバカチン呼ばわりされて我慢しきれず1度この訓練場を全壊させちゃったし。 シャーリーはどこか気の毒そうな目でこっちを見ているし。 うう、シャーリーはどうしてシャーリーなの? サースデーは横でガチャガチャ身体を鳴らしながら 『ばとー博士ノトモダチノバカチントゴキブリハドウルイ。 ゴキブリハテツノクズヲアツメタニンゲンノクズ。 ダカラゴキブリノドウルイノバカチンモニンゲンノクズ』とか言ってるし。 うん?なんか人間の屑とかわたし言われてない? 「それじゃ簡単に説明するよ。ちゃんと聞いててね。分からなかったら分からないって 遠慮なく素直に言ってくれていいから。それじゃ説明するよ。 とりあえずゴキブリの魔力適正とかいうのはバカチン程度にはあるって分かったんだ。 感覚的にゴキブリは表現が難しかったけど生き汚くてしぶとくっていくら叩いても も死なないゴキブリだからそれもありかなってボクは思ったんだ。 それで、ボクがゴキブリのために作ってあげたビューティフォーでワンダフォーで スペシャルかつエクストリームにクソッタレのダッチワイフデバイスは ・・・(中略:専門用語とその10倍以上の聞くに堪えないスラングが3分ほど続く)・・・ ということでオナニーを覚えたサルみたいにガチャコンガチャコンヤりまくって いくらでも激しいプレイをしてくれていいというファッキンシットなゴキブリ専用の クソッタレスペシャルダッチワイフデバイスなんだ。少し早口だったかもしれないけど こんなに簡単にしたんだもの。バカチンは当然分かったよね?」 「ごめん。バトー博士。まったく分からなかったんだけど・・・。」 「わ、私も全然・・・。」 「Sorry, me too.」 わたしの勉強が足りないのかと思う前に、デバイスマイスターのシャーリーと インテリジェントデバイスのレイジングハートが分からないと答えている。 やっぱり、説明が難しかったんだ。 物凄い表現がたくさんあったけど。 少しだけほっとする。 眉間にしわを寄せたバトー博士がにかっと笑い再び口を開く。 「まったくバカチンもシャーリーもゴキブリと同じでダメなやつだね。 本当なら1日かかる説明をこんなに簡単に説明したのに分からないって言うなんてさ。 でも大丈夫。なんたってボクは天才だからね。 シャーリーやバカチンのウジが湧いた足りない脳味噌でも分かるぐらい 簡単に説明することぐらい朝飯前さ。 それじゃバカチンでも分かるようとても簡単に1つ1つ順番に説明するよ。 1.現在ある5種類のデバイスタイプ全部を継ぎ接ぎでダッチワイフのアルファがAI。 2.ゴキブリが武器と思ったものはなんでも好き勝手絶頂に変形して展開できる。 3.宣言さえすればどんな無茶でも聞いてくれるけど、変形には4秒もかかる。 4.ゴキブリがプレイに使う道具を先に宣言しておくことで変形の予約ができる。 5.バカチンとシャーリーに言われてしかたなく取り付けたサディスト設定搭載。 6.激しくダッチワイフを使うゴキブリのために隕石が直撃しても壊れない親切設計。 7.変形中に何か挟まってもゴキブリらしく噛み砕いて問題なく変形する悪食設計。 8.幾ら小さくしても大きくしても重さはたったの250kg。 9.下から上は苦手だけど上から下なら幾らでも加速して飛べるゴキブリ仕様。 10.カサカサ這いずるゴキブリ専用仕様だからどんな攻撃をしても硬直時間は0秒。 11.ボクの設計した不思議魔方陣で勝手に魔力弾や魔力刃を展開する親切設計。 12.カートリッジが必要になりそうなゴキブリのお気に入り装備はまだオアズケ。 13.今日はまだブーストとユニゾンの効果がついてないし、もっと太る予定。 14.バナナはおやつに含まれない。 どうだい。言い足りない部分が物凄くたくさんあるけど 貧弱で脆弱でウジが湧いた脳味噌のバカチンでも分かるように ここまで簡単にしてみたんだ。これだけ簡単にしたんだもの。 今度こそ分かったよね?ねぇ、バカチン?」 スバルが追い詰め、エリオが追い込む。 入り組んだこの地形で実力把握も終わっていないとすればそれなりの連携か。 即席でこれなら経験次第でそれなりになれるだろう。 ただ、あの程度の速度で『こいつ早い!!』とか言った気がしたのは聞き間違いか? 「前衛2人!分散しすぎ!ちょっとは後ろのこと考えて!!」 「は、はい。」 「ゴ、ゴメン。」 ティアナとかいう女がなんか言っている。 おいおい、援護射撃はどうした。 後ろのこと考えろっていうなら先に指示しておけ。 むしろ後ろが前衛を援護できる位置にずっといなくていったいどうする? ここは前衛が突っ込む前か突っ込んで散開したところに 上から戦車砲で榴弾撃ち込むところだろ? スバルとエリオの連携は作戦じゃなかったのか? なんで謝る必要がある? 突っ込みどころが多すぎて、内容があまりにも退屈で、どうしたものかと思う。 「キャロ、威力強化お願い。」 「は、はい!!ケリュケイオン。」 キャロが腕を振りぬくと同時に魔方陣が足元に浮かび上がる。 これだけで威力強化できるのか。 随分と便利なものだ。 逆にティアナのほうはなんでさっさと撃たない? 溜めが必要とか言うくらいなら弾幕張って敵を追い込むのに専念して前衛に殺らせろ。 あ、ようやく撃った。 そういえばデリンジャーみたいな形してるな、4連射してるけど。 必殺のつもりで撃っただろうティアナの魔力弾は相手に当たる直前で消える。 「バリア!?」 「違います。フィールド系・・・。」 「魔力が消された!?」 驚く前に動けよ。 スバルは足止めたら蜂の巣にされるから足止めるなよ。 キャロのほうは案外状況の見極めができている。 使えるスキルの違いというやつなのか? キャロが戦闘スキルを持てばいいハンターになりそうだが・・・。 そういえばキャロの横をなにかがずっと飛んでいるがペットか? 「そう。ガジェットドローンにはちょっとやっかいな性質があるの。攻撃魔力を かき消すアンチマギリングフィールド-AMF。普通の射撃は通じないし・・・。」 なのはがそんな解説を入れる。 未知の敵に情報収集しながら戦う経験を積ませるつもりならかなり甘いんじゃないか? とっとと情報を教えてしまうなんて。 スバルが魔力で道を作って追いかけようとする。 魔力を消すって言ったんだから足場が消えるって考えもしないのか? 後先考えろ。 「それにAMFを全開にされると・・・。」 なのはがなにをやらせようとしているか手に取るように分かる。 ただ、これなら経験を積ませる方法としては悪くないか。 痛みと共に身体が覚えたことは決して忘れないのだから。 案の定、道がなくなったスバルがビルのガラスに突っ込んだ。 「飛翔や足場作り、移動系魔法の使用も困難になる。スバル、大丈夫?」 「・・・なんとか。」 「まぁ、訓練中ではみんなのデバイスにちょっと工夫して擬似的に 再現しているだけなんだけどね。でも、現物からデータを取っているし、 かなり本物に近いよ。対抗する方法はいくつかあるよ。どうすればいいか。 素早く考えて素早く動いて!」 「ちびっ子。名前なんてったっけ?」 「キャロであります。」 「手持ちの魔法とそのチビ竜でなんとかなりそうなのある?」 仲間の名前を忘れるって冗談だろ。 数秒前にキャロって呼んでブーストさせただろう。 本気で言っているのか? ・・・・・・ああ、殺そう、この女。 いや、まだまだひよっこだからなんだ。 駆け出しだからなんだ。 今しばらくだけは堪えろ。 堪えるんだ俺。 溢れ出しそうになる殺意を必死に抑える。 「マスター。なのはへマスターの戦闘参加要請をするべきと思われます。 敵位置および地形の把握、その他マスターの要求されると考えられる情報の収集は 完全に完了しております。40秒±10秒以内に完全撃破可能です。要請を。」 「アルファ、今しばらくだけ、堪えよう。」 「了解しました。情報収集および索敵を継続します。」 蘇ったアルファの声に自分を取り戻す。 そう、焦る必要はない。 傍らにアルファがいるのだから。 右腕に握り締める自動ライフルG3A3の形になったアルファに視線をやった。 本来なら存在しないぽこりと不自然にくっついた濃紺の巨大なガラス玉が アルファの綺麗な目を思い出させる。 アルファが本当に蘇ったという実感で満たされる。 さて、ひよっこ達がなにかをやろうとしているみたいだ。 ただ、ティアナは指示を出しているが、そもそも全員どこにいるか分かっているのか? ぽんぽん要求しているが。 そもそも、情報管制のスキルは誰も持っていないのか。 「へぇー、みんなよく走りますね。」 「危なっかしくてドキドキだけどね。デバイスのデータ取れそう?」 「いいのが取れてます。4機ともいい子に仕上げますよー。 レイジングハートさんも協力してくださいね。」 「All right.」 「もちろんバトー博士も・・・博士?」 通信の内容からしてもいい感じだと私は思っていたし、 デバイスから送られるデータも問題ない。 なのはさんも悪くないと思っていたのだろう。 しかし、傍らのバトー博士は非常に難しい顔をしていた。 「んー、とりあえずさ。バカチン。いつになったらこの遊びをやめて訓練始めるんだい? ボクはたしかゴキブリにデバイス渡すついでに訓練を見に来たはずだったんだけどさ。 さっきからゴキブリが暇そうで暇そうでたまらない雰囲気なんだよね。」 言われてみればはんたさんは淡々と走っている。 ティアナとキャロの後ろをひどく淡々と面倒そうに・・・。 「時速150kmや200kmで飛ぶ相手を片手間に撃ちぬけるゴキブリなんだよ。 それよりもうすのろな相手なんだから退屈だと思うんだ。」 「つまり、こういうことかな?このぐらい簡単で欠伸がでるって・・・。」 「なにをいまさらなことを言ってるんだい、バカチン。むしろ、ひよっこ4人が あんまりにもあんまりで衝動的にどうにかしたくなってるんじゃないかな? ダッチワイフが蘇ったからだいぶ落ち着いてるだろうけどね。」 「それならどんなふうだとはんた君は喜ぶのかな?」 「んー、ゴキブリのことだから相手を全滅させたひよっこが包囲攻撃されるとか 敵に増援があるとか喜ぶんじゃないかな。対応できる位置にとっくに移動してるけどね。」 「エリオ、橋を切断。地形情報に変更を加えます。 橋の落下により敵4機の2機の撃破を確認。 スバル、近接戦闘による攻撃により1機撃破を確認。 残存勢力5・・・。 キャロ、ペットの火炎により敵3機に機能障害を誘発、 その後これは・・・該当データありません。 突如現れた鎖により機能障害を起こした3機を拘束、捕縛を確認。」 「召還ってあんなこともできるんですね。」 「無機物操作と組み合わせてるねー。なかなか器用だね。」 アルファによって情報が絶え間なく送られてくる傍ら、 通信越しのなのは達の会話が混ざる。 これが訓練か。 おそらく敵の全滅でこの訓練は終わりだろう。 たしかに未熟すぎるひよっこに経験を積ませるにはそれでいいかもしれない。 だが、現実を思い知らせるならもっと過酷にしたらいいだろうに。 例えば8機撃破直後の油断しているところに包囲された形からの連戦とか・・・。 しかし、ファイバースコープと違って直接視界にこういう情報が走るのは新鮮だ。 戦闘の邪魔になるからとウィンドウの表示を嫌ったらこうなったのだが。 今まではメガネ越しみたいな形だったのに、まるで戦車の管制コンピュータである Cユニットの画面をそのまま視界に取り付けたようで、 あらゆる情報が感覚によるものに加え、アルファが集めたデータによる補正が付随する。 その情報を強制しないアルファのあり方が好ましい。 しかし、パーティ、こっちではチームと言ったか、の意味がないな。 全員が好き勝手に戦って、情報管制もできていないリーダーの気まぐれな指示に 振り回されている。 突出して強いのもいないようだが。 ただ、現在までのエリオ達の行動は貴重な情報だ。 建物を崩すことによる質量攻撃。 身体能力任せの接近戦。 炎による機能障害の誘発。 これらから導き出される結論として基本は向こうの世界の車両型モンスターと大差ない。 同じならば雷と衝撃が特に有効となるが・・・。 該当する装備が瞬時に頭の中に並ぶ。 ああ、あるいは向こうの仲間だったメカニックのミカやキリヤみたいに 相手を分解してもいいかもな。 キリヤならすれ違いざまに分解してみせるだろう。 「ティアナ、特殊弾頭に似た構成の魔力弾により2機の撃破を確認。 敵残存戦力の全滅を確認。周囲に敵影はありません。 訓練開始より訓練所外よりなのは達以外の移動しない勢力2。攻撃しますか?」 「いや、別にいいさ。」 視界にあるのは疲れきって座り込んでいるティアナ。 頼むから寝転がるな。 うかれたスバル。 終わったことにほっとしているエリオとキャロ。 不意打ちがあれば全滅だな。 さぁ、来い!!!!! 来るんだ!!!! 頼むから来てくれ!!!! 敵の増援を期待する。 増援は・・・・・・無い。 ああ、どうして・・・。 「マスター!周囲足場に魔力の収束を確認。6機召還が予測されます。」 音声で伝えながらもアルファはありったけの必要情報を視界にざっと並べてくれる。 脊髄反射で身体が動き出す。 呼び出された直後にフルオートで鉛弾、じゃなくて魔力弾だったな、をぶちこむ。 安易にも程があるほどの位置設定。 おかげで全てがブルズ・アイ(予測射撃)にぴたりとはまる。 相手の損傷率をアルファに表示させながら、 トリガーを引きっぱなしで魔力弾を片っ端からぶち込み、 左腕で殴り飛ばして1機吹き飛ばし、 2機目を変形させずにアルファで殴り飛ばす。 3機目を蹴りとばして、4機目を蜂の巣にし、 5機目は再びアルファで思いっきり殴り飛ばした。 そのまま数発、空中に無駄撃ち。 「アルファ、ミニバルカン。2倍速。」 「了解しました。」 5機目を破壊しながら告げる。 AMF発動前に5機を完全に撃破。 なんであんなに近くに出すかなぁ・・・。 遠距離砲撃とか飽和攻撃してくれることを期待していたのに。 そんな思考を走らせながらも、ハンターとしての習性が アルファで殴りつけてから放った魔力弾の弾道データを確認する。 なるほど。 向こうと違って湿気、風、大気中物質、バレルの歪み、火薬の燃焼ムラといった 諸々の外的要因全てがなくなるのか。 変形に伴い実に機械らしい向こうの空気が濃密に感じられる稼動音が止んだ。 AMFを全開にしながら慌てて離れようとする6機目のガジェットドローンに向けて、 ただでさえ毎分2000発のミニバルカンが毎分4000発なんていうふざけた連射サイクルで魔力弾を吐き出していく。 向こうだったら絶対にありえないバルカンによるピンポイント射撃。 なるほど、キャロの観察眼は正しかったようだ。 『フィールド系』と言ったからには削れると予測を立ててやってみたが、 ものの見事に削りとり、6機目のガジェットドローンが蜂の巣になる。 キャロの評価を上方修正。 しかし、これじゃまるで遊びだ。 酒場にあるギャンブルマシンだってもう少しマシだろうに。 「6機目の撃破を確認。敵増援ありません。警戒および索的を継続します。」 アルファが機械的にそう告げる。 しかしさすがはバトー博士。 原理は知らないが便利なものだ。 なんせ、持ち替えざるを得ない場面が1つの武器でどうとでもできてしまうのだから。 ああ、でも持ち替えのほうがタイムラグが少ないのか。 4秒・・・。 彼女と殺しあったときなら致命的だな。 なにが起こったかわかっていない顔のひよっこ4人を見ながら、 既に頭はアルファの効率的な運用手段を考え始めていた。 戻る 目次へ 次へ
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